応募率を高めるための求人原稿の作り方
今日は、「応募率を高めるための求人原稿の作り方」についてお伝えします。
前回のブログでは、採用ホームページの重要性やどのようなコンテンツを作成するべきかを説明しました。
せっかく採用ホームページを作成しても、そこに掲載している求人原稿が求職者に全く届かなければ、意味はありません。
採用ホームページに掲載する求人原稿では、「求職者にはよくわからない表現や曖昧な記載を極力減らす」、「めんどうな対応を求めない」といった点を気を付けることで、応募率を高めることに繋がります。
今回のブログを最後まで読んでもらえれば、その秘策がわかります!
具体的にどのような人材に来てほしいかをはっきりイメージして、その人物が興味を持ってくれるような原稿作りをしていかなければなりません。
「とりあえず求人を出していい人が引っ掛かるのを待とう」
「あんまり具体的なことを書くと応募者が限定されそうだから、多くの人に当てはまるようにあえてボヤっとした感じで書こう。」
「とにかく、だれでもいいからいい人が欲しい。」
こういう姿勢はよくありません。
結局誰にも応募されないまま、時が過ぎる結果になる可能性が高いです。
対象とする人物が興味を持ってくれるような原稿にするためには、仕事内容や給与条件などを無機質に記載するのではなく、プライベートのことや、仕事についての考え方等、色々なメッセージを盛り込むことが望ましいです。
そのような前提で求人原稿を作成することで、あなたの会社で働くことに興味を持つ人を増やすことができます。
しかし、ここから応募に至るまでには、さらに求人原稿に手を加えていく必要があります。
例えば、給料や休日の数値のみをアピールポイントすると、より条件が良い会社に人を取られてしまいます。
そのような他社と容易に比較されてしまうような内容ではなく、この会社に入社すると、このような経験を積めて、このようなスキルが身につき、数年後にはこのような仕事で活躍できるようになるといった感じで、あなたの会社にいるからこそ得ることができる経験や日常が伝わるようにするべきです。
条件面の数値だけで比較されると、小規模な企業は大企業に勝つことはできません。
求人原稿は、あなたの会社を売り出すための広告のようなものです。
商品の広告でも、ただ値段や機能の数値だけをアピールする広告で、どの程度効果があるでしょうか?
その商品が、ある程度実績があり信頼されている場合であって、値段や機能の数値が他社に負けないものであれば、効果がある広告となるかもしれません。
しかし、よく知らない会社の商品の広告で、アピールしているのが値段だけの場合、しかも、容易に比較検討できる場所により魅力的な値段を設定している商品があれば、間違いなくほとんどのお客さんがそちらに流れてしまうでしょう。
求人でも同じです。
小規模は会社が給料などの条件だけをアピールするということは、このように値段だけをアピールしている知名度が無い商品と同じようなものなのです。
広告の例に戻ると、値段や機能の数値だけをアピールするのではなく、その商品を使うと得られる特別な体験や効果をアピールしてみる方が訴求力が上がると思います。
求人でも同様に、あなたの会社だから得られるメリットをアピールしていく必要があります。
①対象とする人物像を明確にする
繰り返しお伝えしていることですが、どのような人に来てもらいたいのかがぼやけていると、誰にも伝わらない原稿となってしまいます。
仕事のスタイルやスキルなど具体的な設定を行い、その求人原稿のターゲットの人物像を明確にする必要があります。
「誰でもいいから来てほしい」ではいけません。
②高望みしすぎない
「誰でもいい」と間口を広げすぎると誰にも届かないことを説明しましたが、逆に非常に高い条件を要求して間口を絞りすぎても応募は来なくなります。
もちろん、それに見合うような報酬を出してでも人を採用する必要があるのであれば問題無いですが、「どうせ採用するなら、より優秀な人が来てくれたらいいな」みたいな感じで、むやみに条件を高めるのはよくありません。
③わかりやすい文章を心がける
これは自分では気づきにくく、よくやりがちなことですが、応募者への影響は大きい部分です。
その業界では普通に使われる専門用語や言い回しをそのまま求人原稿に使ってしまうと、詳しくない人にとっては「良くわからず、難しそう」「自分には関係のない仕事」という風に判断されて応募しようと思われない可能性が高いです。
特に未経験者を募集しているのに、このような専門的な記述があると、内容はほとんど理解できないかもしれません。
そのような状況で応募にいたる可能性は低いでしょう。
専門用語は、仕事内容の説明で出てきがちですが、それ以外の部分にも注意が必要です。
例えば、休日の書き方や勤務時間についてもその業界独特の言い回しを使用しているケースがよくあります。
誰でもイメージできるような表現で原稿を作成しましょう。
可能であれば、異なる業界の知人などに確認を依頼し、わかりづらい表現を指摘してもらうとよりわかりやすい表現に仕上がります。
④給与条件をごまかさない
あまり自信が無い場合などには、原稿にはざっくりした給料を書いて詳細は面接で説明したいと考える場合があると思います。
「実際の給料を書くと、応募者が減るかも」と感じて、このような対応をしたくなるかもしれませんが、これは逆効果です。
求人原稿では、求職者が入社後のことをイメージできるような内容にすることが大切です。
それなのに、ざっくりとした給料、例えば「18万円~50万円(当社規定による)」みたいに書かれている求人では、求職者は自分がこの会社に入社したらどれくらいの給料をもらえるのかよくわかりません。
そうではなく、「未経験者は年齢に応じて18~23万円でスタート。
スキルが上がり役職がつくと規定に応じて上昇します。」といった感じで、具体的に記載されていると、よりイメージがつきやすいです。
⑤通勤方法の記載内容は結構重要
仕事内容や給与条件は意識して作成していても、その他の項目に気が抜けてしまっている場合があります。
そのような項目によって、応募者を取り逃がしてしまうこともあります。
通勤方法もそのうちの一つです。
以下のような点を意識して丁寧に記載しましょう。
・最寄りの駅一つだけでなく、通勤で利用される可能性がある駅はすべて書く
・駅からの距離もしっかり書く
・駅の路線名もあると、土地勘が無い人にもわかりやすい
・バスを利用できるなら、バス停や路線名を書く
・自家用車での通勤が可能であればその旨を書く
・駐車場代やガソリン代の支給があるのであればそれを書く
⑥エントリーフォームは簡潔に
前回のエントリーフォームでも少し触れましたが、エントリーフォームはできるだけ簡潔にするべきです。
連絡先を入手することだけを目的にするくらいで良いです。
必要情報は、電話やメールなどで改めて依頼します。
求人原稿を読んで、会社に興味を持ち、仕事内容や給与条件などにも納得し、「よし、応募しよう」となっても、エントリーフォームの入力項目が膨大にあるとその時点で離脱してしまう人が多く出てきます。
特に最近はスマホを使用して求人を探している人が多いです。
スマホで閲覧している時に、エントリーフォームに進んだら、志望動機や職務経歴等、分量が多くて、しかも気軽に書くことができない項目があった場合、相当な割合で離脱してしまいます。
入力内容を作成後、改めて応募してくれる人もいると思いますが、別の求人を探して戻ってこない人も相当多くなってしまいます。
せっかく応募したい気持ちになってもらうことができたのに、エントリーフォームのために応募されない結果になってしまいます。
このような状況は、非常にもったいないのです。
冒頭で書いた通り、エントリーフォームでは、必要最小限の情報だけを入力してもらいます。
そして、会社から応募者へ、素早くコンタクトを取るようにするのが望ましいです。
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以上が、「応募率を高めるための求人原稿の作り方」でした。
せっかく採用ホームページを作成してもそこに掲載している求人原稿の内容が良くないと、ほとんど効果がでないまま、時間だけが過ぎる可能性があります。
効果が上がる求人原稿の作成方法は、そこまで難しいものではありません。
基本的な考え方は、それを読む人にわかりやすい内容にすることです。
今回のブログで説明したことを参考にしながら、求職者のことを考えて丁寧に原稿を作成することで、わかりやすい内容になっていくと思います。
無理のない範囲で実施していただくことで、お役に立てましたら嬉しく思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
前回のブログでは、採用ホームページの重要性やどのようなコンテンツを作成するべきかを説明しました。
せっかく採用ホームページを作成しても、そこに掲載している求人原稿が求職者に全く届かなければ、意味はありません。
採用ホームページに掲載する求人原稿では、「求職者にはよくわからない表現や曖昧な記載を極力減らす」、「めんどうな対応を求めない」といった点を気を付けることで、応募率を高めることに繋がります。
今回のブログを最後まで読んでもらえれば、その秘策がわかります!
応募したくなる原稿作りの大前提
前回のブログでも説明しましたが、求人原稿では、対象となる人物像を明確にする必要があります。具体的にどのような人材に来てほしいかをはっきりイメージして、その人物が興味を持ってくれるような原稿作りをしていかなければなりません。
「とりあえず求人を出していい人が引っ掛かるのを待とう」
「あんまり具体的なことを書くと応募者が限定されそうだから、多くの人に当てはまるようにあえてボヤっとした感じで書こう。」
「とにかく、だれでもいいからいい人が欲しい。」
こういう姿勢はよくありません。
結局誰にも応募されないまま、時が過ぎる結果になる可能性が高いです。
対象とする人物が興味を持ってくれるような原稿にするためには、仕事内容や給与条件などを無機質に記載するのではなく、プライベートのことや、仕事についての考え方等、色々なメッセージを盛り込むことが望ましいです。
そのような前提で求人原稿を作成することで、あなたの会社で働くことに興味を持つ人を増やすことができます。
しかし、ここから応募に至るまでには、さらに求人原稿に手を加えていく必要があります。
競合求人との違いをだせる内容にする
給与や労働条件など、他社と容易に比較されるような点をアピールするのはやめましょう。例えば、給料や休日の数値のみをアピールポイントすると、より条件が良い会社に人を取られてしまいます。
そのような他社と容易に比較されてしまうような内容ではなく、この会社に入社すると、このような経験を積めて、このようなスキルが身につき、数年後にはこのような仕事で活躍できるようになるといった感じで、あなたの会社にいるからこそ得ることができる経験や日常が伝わるようにするべきです。
条件面の数値だけで比較されると、小規模な企業は大企業に勝つことはできません。
求人原稿は、あなたの会社を売り出すための広告のようなものです。
商品の広告でも、ただ値段や機能の数値だけをアピールする広告で、どの程度効果があるでしょうか?
その商品が、ある程度実績があり信頼されている場合であって、値段や機能の数値が他社に負けないものであれば、効果がある広告となるかもしれません。
しかし、よく知らない会社の商品の広告で、アピールしているのが値段だけの場合、しかも、容易に比較検討できる場所により魅力的な値段を設定している商品があれば、間違いなくほとんどのお客さんがそちらに流れてしまうでしょう。
求人でも同じです。
小規模は会社が給料などの条件だけをアピールするということは、このように値段だけをアピールしている知名度が無い商品と同じようなものなのです。
広告の例に戻ると、値段や機能の数値だけをアピールするのではなく、その商品を使うと得られる特別な体験や効果をアピールしてみる方が訴求力が上がると思います。
求人でも同様に、あなたの会社だから得られるメリットをアピールしていく必要があります。
応募率を上げるために気を付けること
応募率を上げることにつながる求人原稿のチェックポイントです。①対象とする人物像を明確にする
繰り返しお伝えしていることですが、どのような人に来てもらいたいのかがぼやけていると、誰にも伝わらない原稿となってしまいます。
仕事のスタイルやスキルなど具体的な設定を行い、その求人原稿のターゲットの人物像を明確にする必要があります。
「誰でもいいから来てほしい」ではいけません。
②高望みしすぎない
「誰でもいい」と間口を広げすぎると誰にも届かないことを説明しましたが、逆に非常に高い条件を要求して間口を絞りすぎても応募は来なくなります。
もちろん、それに見合うような報酬を出してでも人を採用する必要があるのであれば問題無いですが、「どうせ採用するなら、より優秀な人が来てくれたらいいな」みたいな感じで、むやみに条件を高めるのはよくありません。
③わかりやすい文章を心がける
これは自分では気づきにくく、よくやりがちなことですが、応募者への影響は大きい部分です。
その業界では普通に使われる専門用語や言い回しをそのまま求人原稿に使ってしまうと、詳しくない人にとっては「良くわからず、難しそう」「自分には関係のない仕事」という風に判断されて応募しようと思われない可能性が高いです。
特に未経験者を募集しているのに、このような専門的な記述があると、内容はほとんど理解できないかもしれません。
そのような状況で応募にいたる可能性は低いでしょう。
専門用語は、仕事内容の説明で出てきがちですが、それ以外の部分にも注意が必要です。
例えば、休日の書き方や勤務時間についてもその業界独特の言い回しを使用しているケースがよくあります。
誰でもイメージできるような表現で原稿を作成しましょう。
可能であれば、異なる業界の知人などに確認を依頼し、わかりづらい表現を指摘してもらうとよりわかりやすい表現に仕上がります。
④給与条件をごまかさない
あまり自信が無い場合などには、原稿にはざっくりした給料を書いて詳細は面接で説明したいと考える場合があると思います。
「実際の給料を書くと、応募者が減るかも」と感じて、このような対応をしたくなるかもしれませんが、これは逆効果です。
求人原稿では、求職者が入社後のことをイメージできるような内容にすることが大切です。
それなのに、ざっくりとした給料、例えば「18万円~50万円(当社規定による)」みたいに書かれている求人では、求職者は自分がこの会社に入社したらどれくらいの給料をもらえるのかよくわかりません。
そうではなく、「未経験者は年齢に応じて18~23万円でスタート。
スキルが上がり役職がつくと規定に応じて上昇します。」といった感じで、具体的に記載されていると、よりイメージがつきやすいです。
⑤通勤方法の記載内容は結構重要
仕事内容や給与条件は意識して作成していても、その他の項目に気が抜けてしまっている場合があります。
そのような項目によって、応募者を取り逃がしてしまうこともあります。
通勤方法もそのうちの一つです。
以下のような点を意識して丁寧に記載しましょう。
・最寄りの駅一つだけでなく、通勤で利用される可能性がある駅はすべて書く
・駅からの距離もしっかり書く
・駅の路線名もあると、土地勘が無い人にもわかりやすい
・バスを利用できるなら、バス停や路線名を書く
・自家用車での通勤が可能であればその旨を書く
・駐車場代やガソリン代の支給があるのであればそれを書く
⑥エントリーフォームは簡潔に
前回のエントリーフォームでも少し触れましたが、エントリーフォームはできるだけ簡潔にするべきです。
連絡先を入手することだけを目的にするくらいで良いです。
必要情報は、電話やメールなどで改めて依頼します。
求人原稿を読んで、会社に興味を持ち、仕事内容や給与条件などにも納得し、「よし、応募しよう」となっても、エントリーフォームの入力項目が膨大にあるとその時点で離脱してしまう人が多く出てきます。
特に最近はスマホを使用して求人を探している人が多いです。
スマホで閲覧している時に、エントリーフォームに進んだら、志望動機や職務経歴等、分量が多くて、しかも気軽に書くことができない項目があった場合、相当な割合で離脱してしまいます。
入力内容を作成後、改めて応募してくれる人もいると思いますが、別の求人を探して戻ってこない人も相当多くなってしまいます。
せっかく応募したい気持ちになってもらうことができたのに、エントリーフォームのために応募されない結果になってしまいます。
このような状況は、非常にもったいないのです。
冒頭で書いた通り、エントリーフォームでは、必要最小限の情報だけを入力してもらいます。
そして、会社から応募者へ、素早くコンタクトを取るようにするのが望ましいです。
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以上が、「応募率を高めるための求人原稿の作り方」でした。
せっかく採用ホームページを作成してもそこに掲載している求人原稿の内容が良くないと、ほとんど効果がでないまま、時間だけが過ぎる可能性があります。
効果が上がる求人原稿の作成方法は、そこまで難しいものではありません。
基本的な考え方は、それを読む人にわかりやすい内容にすることです。
今回のブログで説明したことを参考にしながら、求職者のことを考えて丁寧に原稿を作成することで、わかりやすい内容になっていくと思います。
無理のない範囲で実施していただくことで、お役に立てましたら嬉しく思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。