【求人票改善のススメ】なぜ「応募が来ない」のか?その原因は“言選び”にあった!
「条件は悪くないはずなのに、応募が来ない…」
「同業他社は採れているのに、なぜかウチは反応が薄い…」
そんなご相談を、ここ最近とても多くいただきます。
■ 応募が来ない理由は「言葉」だった
実はこの原因、
求人票に使っている“言葉”にあるケースがほとんどです。
今回は、採用現場のリアルな視点から、
✔ よくあるNGワード
✔ その言い換え
✔ 特に20代に刺さる表現のコツ
を解説します。
■ 求人票は「説明文」ではない
求職者、特に20代は求人票を熟読していません。
- スマホでスクロール
- 3〜5秒で「自分に関係あるか」を判断
- ピンと来なければ即スキップ
つまり、
求人票は「説明」ではなく、「入口のメッセージ」であるという意識が必要です。
■ よくあるNGワードとプロの言い換え例
❌ NG①「アットホームな職場です」
→ 抽象的すぎて、逆に不安を与えます(人間関係が濃すぎそう…?)
✅ 言い換え例:
- 「休憩中は先輩後輩関係なく雑談しています」
- 「上司にもLINEで気軽に質問できます」
❌ NG②「やる気のある方歓迎」
→ 求職者は「やる気がない人なんていない」と思っています
✅ 言い換え例:
- 「未経験でも、“できなくて当たり前”という前提で教えます」
- 「失敗しても責めません。一緒に振り返る文化です」
❌ NG③「未経験歓迎」
→ 一番よく見るが、実は一番“信用されない”ワード
✅ 言い換え例:
- 「最初の1ヶ月は先輩とマンツーマンで作業します」
- 「入社3ヶ月間は“覚えることだけ”に集中できます」
■ 応募が集まる“言葉の魔法”とは?
良い求人票の共通点は、
「会社の魅力」を語る前に、求職者の“不安”を先に取り除いていることです。
求職者の頭の中にはこんな疑問が渦巻いています:
- ちゃんと教えてもらえる?
- 人間関係で苦労しない?
- 自分だけ置いていかれない?
- どれくらいで仕事を覚えられる?
こうした「あるある不安」に先回りして答えてあげることで、
“応募ボタン”を押す心理的ハードルが下がるのです。
■ 20代に刺さる表現テクニック3選
①「成長できます」より「道筋を見せる」
❌ スキルアップできます
✅ 半年で◯◯ができるようになります
②「自由です」より「具体的な自由」
❌ 自由な社風
✅ 有休は前日申請でもほぼOK
③「頑張りを評価」より「どう評価されるか」
❌ 頑張りはしっかり評価
✅ できる作業が増えた分、昇給基準にそって月給UP
20代は「夢」よりも、
イメージできる“現実”に反応するのが特徴です。
■ まとめ:求人票は“会社を良く見せる”ものではない
求人票は、求職者の不安を解消し、入社後をイメージさせることが目的です。
✔ 不安を減らす
✔ 安心材料を渡す
✔ 入社後の姿を想像させる
この3つが揃ったとき、
「よし、応募してみようかな」という行動につながります。
「求人を出しても反応が薄いな…」と感じている方は、
まずは“言葉の選び方”を見直してみてください。


